今更ですが「Go To EATキャンペーン(ポイント事業)」の総括を - その2
時期を逸した「Go To EAT(ポイント事業)」の総括記事です。
その1 では「自分がどういう風にポイントを貯めて使ったかの実績」を示しました。
今回は
- その集計結果と分析
- 「政策」としての評価
など、書いていきたいと思います。
ポイント「貯める」「使う」の実績
- 「ポイント貯める」期の実績
- 「ポイント使う」期の実績
を予め確認下さい。
総じての集計と分析
食事代 27,881円
を使うことにより、ポイントとして得られたのは 22,500円
相当となりました。
単純に「Go To EAT(ポイント事業)を使って得をした」といえば、これを指すことになります。
ただし、ポイントを使う際に、追加出費として 5,143円
を使ってしまっています。
また、グルメサイトによっては「一回の予約ごとに50ポイント付与」などあるのですが、ポイントを使う際には「区別無く使ってしまってる」ため、2,099円
分のポイントを使っています。
このポイント消費も支出と捉えるならば、ポイントを貯める・使うの期間中で、48回
の食事をし、早計 35,123円
の支出となっています。
そして「食事一回」をみれば、平均 732円
で、「ポイント無しで食事していた場合の平均額」は 1,200円
となり、差額は 469円
で、これが「Go To EAT(ポイント事業)で一食ごとに得した金額」と言えそうです。
単純に考えれば、
一食1,000円使えば1,000円得し、次の食事で1,000円使える=一食500の節約
と「一食1000円想定なら500円節約になるのが理想」のはずです。
一食で数十円ロスしているものの、論理値に近い節約が出来ていると(贔屓目にみて)言えそうです。
さらに「得を取る」可能性はあったのか
これ以上の「得を取る」ためには、
- 11月からの参入でなく、10月からガッツリ予約とポイント取得を行う
- ポイントを使う際に「一食500円」など、取得時より安い金額で食事をし、回数を稼ぐ
などが考えられますが、
- 早期終了が読めなかった
- 期間中に「営業自粛」などで店が早く閉店してしまい、ポイント利用の計画がタイトとなりそう
ということから、狙っても難しかったのかな、と思います。
「政策」としての評価
数値からは解らないことですが、自分は「サイドFIREを目指す前」から 外食はほぼしない 人格です。
何もなければ、この5ヶ月(2020/11〜2021/03)は「外食0回」だったと思います。
そんな人間に 「0 → 48回も外食へと駆り出した」 というのは、「とんでもなく優秀な飲食業刺激策」 と言えるのではないでしょうか。
一方で、
- ちょうど「外出するのを批判される時期」に実施し、時期が悪かった
- 半月程度で予算が尽き、盛り上がる前に終わった
というのは、「効果の最大化」に対する大失敗だと思われるところは、残念と言わざるを得ません。
また、経済産業省の思惑だろうとは思いますが、
- なぜか「特定グルメサイト」の利用が促進される
- 「特定ポイントサイト」に登録してないような「町の食堂」は救わない
というところは、もやもやするものがありました。
救うべきは「コロナ禍でも大した打撃を受けない」「そんなに危機に貧していない」特定グルメサイトでは無いはずです。
本来は、上記のような「町の食堂」こそがピンチで潰れかけているはずで、「ITに強くある程度儲かってるチェーン店やお高い居酒屋だけに利する」という策は、飲食業の中でも選別が行われている感じがしました。
もう片方のキャンペーンである「Go To EAT(食事券)」事業も、盛り上がった記憶もありませんし、やはり「Go To EAT(ポイント事業)」のほうが人気があり、しっかりやっていれば効果があっただろう、というのが僕の個人的感想です。
で、あるのであれば今こそ、ブラッシュアップした二度目の「Go To EAT(ポイント事業)」を検討・実施していただきたく切に願うところです。
本日の資産
前日比 +152,563
です。…何があった!?
- 株・投資信託:
+4,000
- WealthNavi:
+46,888
- 仮想通貨:
+104,276
仮想通貨とWealthNaviですね。
瞬間最大風速だと思うので、明日くらいには同じくらい戻してそうです。